院長メッセージ

MESSAGE

花岡歯科医院の院長ポートレート
いつまでも健康でいるために

健康寿命を伸ばすためには、お口の中の健康を保つことが大切です。健康寿命とは、介護を必要とせず、自立した生活がおくれる期間のことです。自分の歯でよく噛むことが、全身の健康に良い影響を与えると言われています。

早期発見、早期治療が重要

歯を失う2大原因は歯周病と虫歯ですが、初期段階においては自覚症状がほぼありません。痛みや歯ぐきの腫れなどの自覚症状が出た時には、すでに重症化している場合もあり、歯を失う確立が高くなります。治療のために削った歯は元にはもどりませんし、抜いた歯は生えてこないように、お口の中の病気は一度罹ってしまうと元に戻すことが非常に困難です。
歯周病や虫歯のように自覚症状が出にくい病気を早期発見、早期治療することで歯を多く残すことができます。

予防歯科を勧める理由

そのためには定期健診がとても重要です。同時にお口の中の環境を悪くしないこと、すなわち予防歯科を推進することも歯科医師としての大切な使命だと考えています。

予防と言ってもさまざまですが、まずはみなさん一人ひとりがお口の中に興味を持ち、日々の正しい歯磨きの仕方を身につけ、生活習慣に気をつける、そして定期的に歯医者さんでメンテナンスを行う。これだけで改善・維持できることはたくさんあります。

来院していただいた方が、ご自身のお口の中に少しでも興味を持っていただくきっかけとなり、これからの人生を健康で楽しく過ごすお手伝いができれば幸いです。

院長 花岡潤一郎

3つの約束

PROMISE

カウンセリングと提案

患者さんに説明する花岡歯科医院院長
ていねいな説明で不安を減らします

来院される方は痛みであったり、歯がぐらぐらしているなど、その症状はさまざまですが不安や嫌な気持ちをかかえていらっしゃいます。その不安をひとつずつ取り除くことが大切であると考えています。 まずはお口の中の検査を行い、どういう状況なのかをわかりやすく説明することで、患者さんに理解をしていただく必要があります。ご自身の症状を知ることで不安が取り除かれます。

イラストなどで、よりわかりやすく

口頭で説明をするだけでなく、お口の中の状態をわかりやすいイラストで説明された資料をお渡ししています。ご自宅に帰ってからもう一度確認し、わからないことがあれば次回来院時に質問していただくこともできますので、ぜひご活用ください。

治療プランの提案

次に、どうすれば症状が改善されるかを考え、私が最善と考える治療プランをご提案します。治療には、患者さんの負担となる費用と時間がかかりますので、それぞれの治療プランのメリット・デメリットを説明し、納得していただけるプランを選択していただきます。

衛生と情報の管理

パソコンに入力する花岡歯科医院院長
衛生の管理

患者さんのお口の中を治療するということは、内科や外科など、他のお医者さんとなんら変わりがありません。
当医院の滅菌対策については、こちらをごらんください。

情報の管理

患者さんの治療内容や、デジタルレントゲンデータ等、個人情報はパソコンを利用して管理をしています。医療現場のIT化による利便性に伴い、情報セキュリティについても管理を徹底する必要があります。インターネットから遮断された院内専用ネットワークを構築したり、コンピューターウイルス等による被害にあわないよう対策をしています。また、院長だけでなくスタッフ全員が情報管理に関する知識を持つことで、患者さんに安心して来院していただける環境を整えています。

笑顔

痛みなどの不安をかかえて来院される患者さんに対し、すこしでも安心していただけるよう、笑顔での対応をお約束いたします。患者さん一人ひとりの立場になって真摯に対応することが大切であると考えています。当院のスタッフは、自分の家族が同じ状況になったらどういう対応するかを常に考え、患者さんに接するようにこころがけています。

院内設備

FACILITIES

バリアフリー

スロープになっているバリアフリーエントランスのある花岡歯科医院

カウンセリングルーム

プライバシーを尊重した完全個室のカウンセリングルームがある花岡歯科医院

待合スペース

広くとられた間隔で置かれた椅子がある待合室の花岡歯科医院

治療エリア

半個室になっていて目の前には緑が繁る花岡歯科医院の治療室

予防エリア

明るく植物が見える予防エリアがある花岡歯科医院

洗口コーナー

清潔で明るい洗面のある花岡歯科医院の洗口コーナー

CT

三次元で撮影できるCT

セレック

口腔内をスキャンし、データに合わせてセラミックを削るセレック

レーザー治療装置

歯周病治療、虫歯治療に利用するレーザー治療器

デジタル化について

DIGITAL DENTISTRY

歯科診療におけるデジタル化(デジタルデンティストリー)とは
デジタルデンティストリーとは、『歯科医院や歯科業界のデジタル化』という意味を有しています。

一般的にデジタル化とは、「ITの進化により様々なヒト・モノ・コトの情報がつながることで、競争優位性の高い新たなサービスやビジネスモデルを実現すること、プロセスの高度化を実現すること」と定義されます。デジタル技術によって今まで人間が行っていた業務などを効率化したり、新しい付加価値をつけた製品を生み出すなど、様々な企業でデジタル化に取り組んでいます。

スタッフが利用するiPadとAppleWatch
最先端のCT撮影
セレックの口腔内スキャナ
セレックの切削機
整然と並んだ3台のモニタ
患者さんに説明するための大画面液晶モニタ
iPadで患者さんに説明
口腔内写真を撮影する一眼レフデジカメ
デジタル化により患者さんも便利に

もともと歯科医院には、治療器具や精密機械、治療に関する多くのデータがあります。これらのデータをデジタル化することにより、効率的に業務を行うことができるようになりました。また、以前の歯科診療では、予約はノート、診療報酬明細(レセプト)などは手書き、レントゲンについては現像液を使用し、人間の手で現像をしていましたが、現在ではコンピューターによる予約管理、レセプトコンピューターシステムによる診療報酬明細、レントゲンについてもデジタルレントゲンさらにはCT撮影が一般的になり、デジタル化が一気に進みました。

治療機器もデジタル化

また、歯の型取りは印象材というシリコンや寒天などを使って歯型を取っていたのが、口腔内スキャナーという機器を使ってお口の状態を記録する方法が徐々に普及してきています。歯科業界や歯科医院のデジタル化は現在急速に普及しており、歯科医院特有のデジタル機器の開発も積極的に進められています

歯科診療のメリット

  • より正確でより安全な診査・診断を行うことができる
  • インプラント治療、矯正治療における術前のプランニング
  • 3Dプリンターを使用して実態模型の作成
  • デジタルデータをもとにした、より精密な補綴物(被せ物や詰め物など)の設計および作成

患者さんのメリット

  • 歯科医師とのコミュニケーションが円滑になる
  • 型取りをするときの苦痛が軽減する
  • 患者さんの身体への負担が軽減する
  • 治療の安全性が広がる

当院ではデジタル化を進めることにより、より効率的かつ安全で精密な診療が可能となり、治療精度の向上、治療回数の減少、治療費の抑制、患者さんのQOLの向上が実現できると考えています。

CT

歯科用CTで撮影することにより、今までの口腔内X線撮影法やパノラマX線写真では得ることができなかった情報を得ることができ、より的確な診断が可能になります。

CTの機械の画像
CTで撮影した画像

歯科用CTスキャンが特に活躍する場面

インプラント治療

インプラント治療は、あごの骨の中の状態をより正確に確認をする必要があります。インプラント治療前のあごの骨の状態や神経・血管の走行部位の確認、インプラントを埋めた後の位置の確認など、インプラント治療を安全に、そして精密に行うためにはもはや歯科用CTは欠かせません。

歯周病治療

歯周病になってしまった歯の歯槽骨(歯の周囲の骨)がどの程度失われているのかを正確に確認をすることができ、より効率的に治療を行うことができます。
また、歯周病によって失われた歯の周囲の骨などの組織を再生させる歯周組織再生療法では、術前に歯槽骨の状態を把握することで、より適切な術式、使用する材料を選択することが可能になり、術後の骨の状態の確認を行うことで、骨の再生具合を正しく効果を判定することができます。

根管治療(歯の根の治療)

歯の歯根は複数あったり、歯根が曲がっていることも多く、通常のレントゲン写真では正確に歯根の状態を把握することができません。歯科用CTで歯根の状態を3次元的に正確に捉えることで、治療の精度が大幅に高まり、根管治療の成功率が高まります。

歯根破折の診断

歯根破折は歯を失う原因の第3位になりますが、歯根が破折をしていても肉眼では確認ができない上に、レントゲン写真でも判別をするのはとても困難になります。歯科用CTであれば、より正確に状態を知ることが可能で、適切な処置を行うことができます。

親知らずの抜歯

親知らずは様々な原因で抜歯が必要になるケースが多いですが、レントゲン写真では歯の埋まっている方向や、歯根の形態がわかりづらいケースが少なくありません。また、あごの骨の中にある神経や血管を傷つけてしまうことがあります。歯科用CTを撮れば、親知らずの埋まり方、歯根の形、神経や血管の走行をあらかじめ確認した上で抜歯ができますので、効率よく、安全に施術が可能となります。

顎関節症治療

顎関節部のCT撮影は実際に目で見えない顎関節の状態を知る上で非常に有用な手段となっています。そのため、顎の関節の状態を正確に把握できることで、顎関節症治療を効率的に行うことができます。

セレック

セレックシステムとは、オールセラミックで被せ物や詰め物をつくる
最先端の歯科用機器です。

コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムは、3Dスキャナを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の3Dデジタルデータとしてモニター上に再現。コンピュータの3Dデータ上で詰め物を設計し、データ通りにミリングマシンが詰め物を削り出します。

院内で修復物を作製でき、高品質なオールセラミックブロックを使用するため耐久性が高く、最短1日での治療も可能です。(※症例により型取りが必要な場合もあります)

セレックの切削機、スキャナーの画像

メリット

  • 最短1日、短時間での治療が可能
  • オールセラミックによる自然な色調
  • 精密な加工により2次う蝕を予防
  • 歯に負担が少ない
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 通常のセラミック治療より安価
  • 型取りが不要
  • セラミックはプラークが付かない

デメリット

  • 自費診療となります
  • 強い衝撃で欠けたり割れることがある(セラミックの性質)

滅菌対策について

STERILIZATION

患者さんごとに徹底した感染対策で安心・安全の治療を提供

消毒
微生物の数を人体に害がない程度に減らします。
細菌の活動を弱め、感染の危険をなくします。
殺菌
菌の生活力を奪い、有毒性のあるカビ・ウイルスなどの多くの種類の微生物を不活性化します。
滅菌
有毒性のあるなしに関係なく、すべての細菌・微生物を限りなくゼロに近づけます。

滅菌ができないものはすべて
使い捨て(ディスポーザブル)製品を使用しています。

当院では、患者さんに直接触れる紙コップやエプロン、グローブまた注射針、洗浄針などは、すべてディスポーサブル製品を用いています。ディスポーザブルとは、「使い捨て」のこと。患者さんごとに新しいものを使用して、使用後には廃棄しています。

使い捨てのグローブや紙コップ、エプロン

滅菌の流れ

滅菌前の確実な洗浄

洗浄は、消毒または滅菌の効果を最大限に発揮するために最も重要な工程です。医療器具は使用後、早めにしっかりと洗浄を行うことで、99%の物理的な除菌ができると言われています。しっかりとした洗浄は消毒に近い効果があり、感染リスクを大きく減らすことが出来ます。

・洗浄後は目視で洗浄不良の有無を確認します。
・タンパク質の十分な除去のために医療用洗浄剤を使用し自動洗浄機で洗浄をしています。

洗浄器に入れるために並べられた器具
洗浄器に入れるために並べられた器具
超音波洗浄機で洗浄している様子

器具を個別にパック

1つずつ丁寧にパックしていきます。基本的な器具だけでなく、外科器具、ワッテなどもそれぞれ分けてパックします。

パックされた器具の例

オートクレーブにて滅菌

高圧の水蒸気で、治療に使用したミラーやピンセット、タービンなどの治療器具を滅菌処理します。 あらゆる細菌を死滅させることで、治療器具を介した院内感染を防ぎます。

オートクレーブに入れるために並べられた器具
オートクレーブに入れるために並べられた器具
オートクレーブに入れるために並べられた器具

すべての器具を患者さんごとに滅菌を徹底しています。

患者さんに使用するパックされた器具類
患者さんに使用するパックされた器具類

院内のお水を清潔に保つために

患者さんのお口に触れる器具だけではなく、
治療に使用するお水にもより衛生的な給水を提供しています。

歯科ユニットウォーターライン除菌装置 『ポセイドン』

より衛生的な給水を提供する装置がポセイドンです。
治療の際には、歯を削ったり、歯をクリーニングしたり、うがいをしたりと水を大量に使用します。その水は細い管を通って供給されますが、水道管の中で雑菌が増殖してしまうと不衛生です。歯科ユニットに取り付け、給水回路の水を除菌する装置です。
水道水を電解し成分を補正することで、水道水の中に存在している細菌やウイルスを除菌。治療中・治療後の細菌感染リスクを抑制できます。水道水を除菌する際、薬剤や添加物を使用しません。安全で歯科治療により適した水をご提供します。
生成された水は「電解中性機能水」(中性)なので、水道管やユニット給水回路内のバイオフィルム(細菌の固まり)の生成を防止。これにより、細菌の繁殖を抑え、衛生的な治療環境を保つことができるのです。

歯科ユニットウォーターライン除菌装置がポセイドン

次亜塩素酸水生成器 『EO-005』

電解水(綺麗で安心な水)を生成する装置。
電解酸性機能水(EO水)と電解アルカリ性機能水を生成することができ、滅菌前の治療器具の洗浄などに使用することでバイオフィルム(最近の塊)の形成や付着を防止します。
また、電解酸性機能水は治療の際にもにも使用しております。電解酸性機能水(EO水)とは、水道水に少々の塩を加え特殊な電気分解処理をすることによって生成される殺菌水です。EO水には、抗ウイルス作用と殺菌作用があります。

次亜塩素酸水生成器、EO-005

殺菌・滅菌能力が高い

EO水は多くの病原微生物(MRSA、結核菌、ヘルペス、緑膿菌、エイズ、B型・C型肝炎、インフルエンザ、水虫など)に対して高い殺菌・滅菌能力を誇ります。
また、食中毒の原因になる菌として黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、大腸菌O-157などがありますが、これらのいずれにもEO水は有効です。

病原微生物に作用し、人や環境にはやさしい水

EO水は、病原微生物には高い殺菌・滅菌作用がありますが、薬品による消毒とは違い、人や環境には優しいという特徴があります。
その理由は、有機物(人の皮膚やだ液、血液など)に触れると、一般的な水に戻る仕組みになっているからです。この信頼性から、多くの医療機関や公共施設などで使用されています。

以上のことから、当院では、殺菌・滅菌作業にはEO水を使用し、院内の清潔化を図っています。

使用する機器や器具を清潔に保つために

医療用器具洗浄機 『速洗』

治療器具を自動的に、すみずみまで洗浄する機器です。パワフルな水圧と、歯科特有のたんぱく質をターゲットにした専用洗剤で、外側はもちろん、内側まで徹底的に洗浄することができます。
汚れ(=有機物)が残っていると、その後の滅菌効果が低下してしまうため、全自動のこの洗浄機を使用しています。

医療用器具洗浄機、速洗

高圧蒸気滅菌器
『オートクレーブ』

高圧蒸気滅菌とは、真空の状態と蒸気で高圧力をかけた状態を何度も繰り返すことで、すべての細菌やウイルスを死滅させるシステムです。それを自動で行ってくれるのが高圧蒸気滅菌器「オートクレーブ」です。
歯科治療において、衛生面は特に気をつけなければなりません。当院ではオートクレーブを使って高い圧力と135℃の高温で滅菌を行い、徹底的に衛生管理をしています。

高圧蒸気滅菌器、オートクレーブ

タービン・ハンドピース専用滅菌器 『iClave mini』

歯を削る際に使用するタービン・ハンドピースは、とても細かい作りをしています。そのため、通常の洗浄だけでは完全に汚れを取ることが困難です。
「iClave mini」は、ヨーロッパ滅菌基準ClassS準拠の性能があります。高圧蒸気で滅菌することで器具を常に清潔な状態に保ち、毎回、清潔な器具を使用して治療を行います。

タービン・ハンドピース専用滅菌器 iClave mini

院内の空気を清潔に保つために

治療中の粉塵やだ液の飛散防止のための
『口腔外バキューム』を各診療台ごとに設置

歯科診療では、虫歯の原因菌に汚染された歯を削ったり、詰め物や被せ物を削ったり、入れ歯を調整したりとさまざまなものを削ります。
その際には細かい粉塵がでますが、この粉塵が飛び散らないように使用するのが「口腔外バキューム」です。お口の中で使用する口腔内バキュームでは除去しきれない粉塵や唾液、血液なども、口腔外バキュームの併用で大部分を吸い取ることができます。
口腔外バキュームの併用により、治療ででる粉塵だけでなく、院内の空気中に浮遊する微細なホコリや細菌なども吸い込むので、院内の空気の浄化にもつながるのもメリットです。当院では2台から5台に口腔外バキュームを増やして院内の空気感染防止に努めています。

診療台ごとに設置された口腔外バキューム

ウイルスの1/6サイズの微細粒子まで除去する空気清浄機
『Airdog』

アメリカ・シリコンバレーが開発した世界最強レベルの空気清浄機「Airdog」を待合室に設置しております。
世界初のTPAフィルターを搭載し、電磁場をつくり有害物質を帯電させ磁石のようにフィルターに吸着することで、ウイルスの6分の1(0.0146μm)の微細粒子を除去可能としています。
有害細菌やPM2.5、ウイルスを99.8~99.9%除去し、清浄能力も42畳のスペースを30分でキレイにできるハイパワーを誇ります。

空気清浄機、Airdog